大電流コネクタとは?
大電流コネクタとは、一般的な汎用コネクタと比べ、最小の接地面積で最大の電流を流すことができる高効率なコネクタであることを意味します。
独自技術「Wルーバー」方式で寿命10倍を実現
当社では、最大10,000Aクラスの大電流に対応するコネクタおよびスイッチを自社設計・製作しています。これらの製品は、高信頼・高耐久が求められる装置や試験用途において数多くの実績を誇ります。
高信頼接続を支える「ルーバー(マルチラムバンド)」構造
従来から定評のある「ルーバー(マルチラムバンド)」方式を採用することで、接触点を多重化し、低抵抗・低発熱を実現。瞬間的な大電流にも耐えうる堅牢な構造です。
独自技術「Wルーバー」方式とは?
「Wルーバー方式」は、以前より株式会社コンタクト技研様にて長年培われてきた大電流対応ルーバー接点技術を、同社の事業終了にともない当社が正式に引き継ぎ、改良・命名したものです。接触信頼性と長寿命性及び少ない挿抜力において極めて優れた性能を発揮します。
この構造により
- 接触圧分布の最適化
- 接触面積の増加
- 摩耗・劣化の分散
が可能となり、従来比でおよそ10倍の接触寿命(当社比)を実現しました。
主な特長
- 最大定格電流:10,000Aクラス(水冷)
- 長寿命:一般的マルチラムバンドに比べて約10倍の長寿命
- 低挿抜力:一般的マルチラムバンドに比べて約1/2の挿抜力
- 優れた通電安定性と耐熱性
- 優れた高周波特性
- カスタム対応可能(サイズ・取付方法・冷却構造など)
用途例
- 大電流電流試験装置
- 大電流電源システム
- 電気炉・誘導加熱装置
- 研究開発用試験冶具

4000Aフローティングコネクタ

レーザー用多極コネクタ

